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健診事務の仕事内容とは?働くやりがい、大変なことまで解説

健診センターで働く健診事務は人気の高い職種です。
健診事務と医療事務って違うの?必要な資格は?どんな事をするんだろう?
健診事務について仕事内容から魅力などをご紹介します。

そもそも健康診断の目的は?

健康診断とは?

健康診断は、生活習慣病をはじめとしたさまざまな病気を予防する目的のために行われています。
自分では自覚できない症状や忍び寄る病気をも逃さないためにも健康診断の重要さは増すばかりです。

健診センターの役割

健診センターといっても、健診だけを行っている施設、検診(がん検査など)も行っている施設があります。
施設ごとに行える検査も様々なので、関わってみたい検査がある場合は、応募先のセンターがどのような項目を行っているか、確認しましょう。

高まる健康意識

健康志向の高まる世の中、皆さんも一年に一度は健康診断を受診することでしょう。 長く穏やかに人生を過ごすため、元気に働き続けるため、病気の早期発見のためなど理由は様々かと思います。 社会的にも会社は従業員に対し1年に1度健康診断を受診させ健康状態の把握に努めています。 今後も恒久的に需要が増加していく中で各健診機関やそこで働く人たちが果たす役割は非常に重要になっていきます。 予防医学の発展を間近で見ていくことで、健康や予防意識への向上へとつながることでしょう。

「健診」と「検診」の違いとは?

健診と検診の違いはあまり知られていませんが、実は、【健診】は0次予防や1次予防と呼ばれます。
病気を未然に防ぐための検査(血圧や肥満、生活習慣の見直し)のことを指します。
一方、【検診】は2次予防と呼ばれ、病気をできるだけ早く発見し早期治療を行うための検査(がん検診、歯科検診など)のことを指します。
予防するための【健診】と見つけて治すための【検診】です。

  目的
健診 病気を未然に防ぐための検査実施
検診 早期治療のための検査実施

健診事務とは?

皆さんが健康診断をスムーズに受診出来ている裏側には、たくさんのお仕事があります。
健診のお仕事は医師・看護師・検査技師・事務職員などたくさんの人たちが働いて成り立っているのです。

その中でも健診事務の役割は重要です。具体的な業務としては下記の7つです。

  •   1. 予約
  •   2. 受付
  •   3. アテンド・案内・コンシェルジュ
  •   4. 発送業務
  •   5. 結果
  •   6. 請求
  •   7. 巡回

 

少し長くなりますが、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

1. 予約

まず健康診断を受けるには、申し込みをしなければなりません。 会社でたくさんの受診者を取りまとめたり、個人で検査したいプランを決めたり、入社などに必要な場合もあるでしょう。 そういった時にまずは各健診機関へ予約を行いますよね? 電話やメール、FAX等の申し込み方法があり、 人数は?日にちは?何時から?料金は?検査内容は?などのご要望に対応していきます。 問診票や検査キットをお手元に送付するスケジュールなどにも目を配り、一日の受診者数もコントロールしていく重要な部署です。
 

2. 受付

当日、受診する方が最初に訪れる、いわば、健診機関の顔です。 受診内容を確認し適切な誘導を説明します。 当日の体調確認や急な要望にもお応えし、最後は精算も行います。 お出迎えからお見送りまで、受診者の印象に残る部署のため重要な役割を担っています。
 

3. アテンド・案内・コンシェルジュ

様々な呼び方をされることがある業務です。 検査といっても様々な検査があります。 検査場所もプランや内容によって順番さえも違います。 なかには受診してはいけない検査や順番があり、適切に誘導・案内を行っていく業務です。 受診者にとってスムーズな誘導は特別感を生み出し、「また、来年もここで受診しよう」といった気持に繋がります。 医師や看護師などとも協力してコミュニケーションを図りつつ、 また、身長体重などの簡単な計測も行い、健診着の補充・交換やきれいな更衣スペースを確保していくこともお仕事の一部となります。 丁寧な接遇と清潔感のある身だしなみが要求される舞台でもあります。 スピードと正確性、美観を大事にし、直接、受診者とコミュニケーションをとるため 健診機関の評判を左右する重要なお仕事です。
 

4. 発送業務

健診を受診すると様々な郵送物が届いた経験は誰しもがお持ちかと思います。 受診をする際にまず手元に問診票と検査キットが届き受診が終わると約2週間程度で結果が届くと思います。 現在はWEB化なども進みアプリで確認する手法を取り入れる健診機関も増えてきましたが、まだまだ紙での郵送希望も多くあります。 そこで発送作業が発生するわけです。 重要なのは個人情報保護の観点が大切な現代だからこそ、送付する際に注意点がたくさんあるのです。 住所、氏名、内容物に相違が起きることはあってはならないことです。 個々人によって受診プランや発送場所は違います。 企業さまの大量受診においても一緒ではありません。 皆さんも、自分の結果が違う人に届いてしまうとすごく嫌な思いをしますよね 単純作業のように見えますが、実はすごく大変で重要なお仕事です。
 

5. 結果

受診が終わると結果が届きます。 会社への提出義務や自身の健康状態を知るために必要なものです。 受診時の検査結果は単純に数字で反映されるわけではなく各健診機関によって医師の所見入力や保健指導の判定などの精査が行われています。 それを正確に入力や確認を行い、皆様のお手元にお届けできるようにする非常に重要なお仕事です。 数値や所見が間違っていたり、別の受診者のデータを取り込んだりなどが起きないように 正確な精度が求められます。 しかし、知識も増えやりがいもあるお仕事です。
 

6. 請求

健康診断や診察を受ける際に皆さんは健康保険証の提示を求められると思います。 病気になった時に3割負担であるといった認識はほとんどの方がお持ちのことかと思いますが、実は健診も基本的には加入している組合や協会が受診費用の一部を負担していることが多数です。 窓口で支払いをしたことが無い方や、一部支払って後は会社負担、オプションは自身での支払いだけど、基本的なコースは会社での支払いなど、多岐に渡る清算方法がある中で 各健診機関は一体どのように、どこに請求をするのかな? そういったことを行う業務が請求業務です。

つまりは、健診を受診すると自身や会社が負担している部分と保険組合が負担している部分があるのです。
そこで各契約先や健保との取り決めにより、請求書の作成や特殊なデータを作成し、金額の差異を確認、管理していくお仕事です。
これにより、健診機関に入金される金額が決まるため、非常に細やかで正確なデータを作成していかなければなりません。
また、契約先や健保によっては独自の形式をご希望されるため、すべてが一緒というわけではありません。
それに加え当日に2つ必要な検査を一つだけキャンセルした場合の減額なども調べて正確な数字を出さなければならないのです。
それだけに予約の知識や受付の運用方法なども知っておかなければならないため、予約の業務を手伝い、積極的に受付とのコミュニケーションを図るなどがポイントになります。
月の初めは特に大変な部署ですが,業務自体は自分のペースでコツコツと積み上げることができ、必ず答えが出せる業務なので、人気でもあります。

 

7. 巡回

良く街中で大きな健診車が止まっている光景を見たことはありませんか? 「献血車かな?」と思う方もいるかもしれませんが、実は、健診車の場合があります。 健診施設から距離がある事業者さまや大量の受診者をできるだけ一日で確実に受診させたい、インフルエンザの予防接種を受けさせたいなどの要望に応えるため、各施設や業者が健診車を出向かせる場合が多々あるのです。 そこでは、計測や採血、予防接種などを行い院内とあまり差のない内容で受診が可能となっているのです。 各健診施設では事業者さまのご依頼により、予約を受け、当日の駐車する場所を事前に決め、キットを発送し、当日は同乗して検査補助や事務処理を行います。 帰院してからも、結果入力や結果発送などの業務があります。 一流企業などのオフィスに訪問することもあるため、接遇マナーと身だしなみ、一人で処理を行うことになり非常に重要な役割といえます。
 

健診事務のやりがいは?

\ 受診者とのコミュニケーション /
誠実な対応と丁寧な接遇を行うことで、受診者は「また、ここで受診をしよう」と考えます。
「ありがとう」「また来年」など、直接感謝の意を伝えていただけることは、直接やり取りする上で非常にやりがいを感じることだろうと思います。
また、得た知識は家族や友人、自分自身にも役立てることができます。
予防への意識向上や病気の早期発見を促すこともあるかもしれません。
長く続けていける専門性を身に着けることができ、多岐に渡る業務経験を通じて常に自己成長につなげることが体感できることでしょう。
健診事務は、現場の屋台骨を支える、なくてはならない仕事です。医師や看護師など医療専門職スタッフと連携をすることで業務を滞りなく行い、問題や課題を解決できた時は大きなやりがいを感じられるでしょう。
 

健診の仕事に向いている人とは?

「健診施設で働きたい」と考えてもやはり「経験もないし…」「すごく難しそう…」など不安がたくさんあるかと思います。
しかし、心配ご無用です!

実際に現在就業されている様々な年代のスタッフさんは、皆さん未経験からスタートした方ばかりです。
色々な職種経験が役立つ職場でもあります。
接客業経験はそのまま接遇や案内に、一般事務などの経験は電話対応や入力になど今までの経験が即座に役立つのです。
健診センターのお仕事は受診者と接する機会が多くあります。
限られた時間の中でスムーズに検査を進めていくため、受診者と上手くコミュニケーションが取れる方が向いています。
健診機関で働いたことのない方でも、接客が好きな方や、周囲のスタッフとしっかりとコミュニケーションが取れる方は、無理なく始められる可能性が高いでしょう。
 

医療事務と健診事務って何が違うの?

医療事務と健診事務、同じ医療機関の事務なので混同してしましますが、
簡単に言うと、保険適用の有無が大きな違いです。

医療事務は、全国一律で診療報酬点数に沿って会計・計算をします。
しかし、健康診断は保険適用外の為、病院、保険組合や支払基金が決めた健診コースによって金額が変わってきます。
受診者の希望により健診コースにオプションをつけるとコース外での健診を受けられたりと、オプションによっても会計時の金額が変わります。

また、来院される方も違います。
医療事務では怪我や病気をお持ちの方や、そのご家族を対応しますが、健診事務の場合、多くは健康な方や新たな病気の発見、予防の為に来ています。
その為、医療事務と健診事務では対応する方の雰囲気は少し違うように感じるかもしれません。

医療事務のお仕事についてをより詳しく知りたい方は「医療事務とは」をご参照ください。

 

健診事務で働こう!

セーフティでは未経験者の積極採用を行っております♪
今までのご経験を活かして、自分の得意なコトを見つけ、伸ばしていけるように、
未経験者もご経験者もOJT研修や定期面談を通してしっかりとサポート!

派遣社員の方には選考時の注意点から健診事務で活かせる自己PRまでアドバイスを行います。
また、就業しからも定期面談を通して日々のお悩みからキャリアプランの相談、
現場で困っていることを聞き、問題があればすぐに解決出来るようサポートしています!

他にも皆様に安心して働いて頂きたいという想いから福利厚生・待遇にも力を入れています。
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